星と金貨

U Don't Know UR Beautiful

From Homeから見るNCT

書き溜めしていた1400字以上が消え、やる気を失いました。

どうも、こんばんは。Youtubeを埋め込もうとしたらどうにもこうにも戻れず、泣く泣くページを更新したら当たり前だけど全部真っ白に...(泣)

 

さて、本題へ参りましょう。

今回ご紹介したいのは、NCTというK-POPボーイズグループでございます。

NCT(エヌシーティー)はNeo Culture Technologyの略で、開放と拡張をコンセプトとし、グループやメンバー数の制限がないという全く新しい概念のもと誕生したグループになります。

以下にあげるユニットがNCTという大枠の中で活動する主なグループです。

 

NCT U

UはUnitedの略。楽曲のコンセプトに合わせ、メンバーや人数を変動させるグループです。活動は不定期。NCTの歴史はここから始まりました。

 

NCT 127

ソウルの経度である東経127度が由来。韓国語ではイリチルと発音します。メンバーは現在9名*1

ファンネームはNCTzen(エヌシティズン)。メンバーはよくシズニと呼んでくれます。

 

NCT DREAM

平均年齢15.6歳でデビュー。10代のメンバーのみで構成され、成人を迎えると”卒業”するシステムだったグループ。「だった」というのも現在卒業制度は撤廃され、”卒業”したマークがカムバック。メンバーのジェミンは椎間板ヘルニアの悪化により約1年活動休止していました。7名。ファンネームは127と同じくシズニ。

 

Way V(威神V)

中国でメインに活動するグループ。Uとしてデビューしたテンとルーカス、127としてデビューしたウィンウィン、後述する2018やU楽曲の中国語Ver.で参加していたクンを含めた7名で構成。*2ファンネームは威珍妮(WayZenNi)。

 

NCT2018は現WayVのクン・ルーカス、現127のジョンウを正式に新メンバーとして加入させ、計18名で活動した時のグループ。※WayVは当時未結成

そして、NCT2020。上記18名に当時未参加だったWayVのシャオジュン・ヘンドリー・ヤンヤン、ここで新加入のソンチャン・ショウタロウを含めた総勢23名の大所帯で活動したグループ。

2020で合流したソンチャンとショウタロウのグループは1月現在未定。絶対この二人を引き離して欲しくない(個人的感情を溢れ出すスタイル)

 

 わかる、めちゃくちゃ複雑だよね。わたしも最初はそうでした。

でも最終的には23名の顔・名前・大まかな年齢・国籍は頭にインプットされちゃうから大丈夫ですよ。ジャニーズでいうとスノストトララブの合計人数くらい。ジャニオタなら普通に覚えられる(白目)少し前のJr.で比べちゃうあたり時代に取り残されている感出てる

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私の中高時代のクラス人数より多い

グループの大まかな説明はここまでにしておきます。メンバーとかも紹介したいんだけど恐ろしく長くなりそうなので泣く泣く割愛...メンバー紹介のブログも書きたい!

 

 

タイトルにあるFrom HomeはNCT2020内でNCT Uとしてリリースした楽曲です。メンバーは韓国人のテイル、ドヨン、ヘチャン、日本人のユウタ、中国人のクン、ロンジュン、チョンロの計7名。歌詞の中には韓国語、英語、日本語、中国語が散りばめられたバラード曲になっています。

わたしがここでみなさんに聞いてほしいのは原曲の方ではなく、あえてのアレンジVer.になります。アジア最大級の音楽授賞式MAMAで初披露された、このアレンジVer.です。

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もうほんとに歌唱力で殺されるってくらい、上手い人しかおらんのですよ...歌詞がわからなくても、韓国語がわからんくても、たぶんきっとみんな感動するパフォーマンスだった。テイルさんの心なしかうるうるの瞳、ヘチのDay by day by...の部分、どよちのファルセット...全部ぜんぶここでしか見られない貴重なパフォーマンス。これが無観客なんて信じられないくらい熱のこもった彼らの姿が目に焼き付いて離れないのです。

 

韓国では日本語曲はケーブルテレビくらいしか放送できないので*3大変もどかしいですが、でも母国語が入ってると親近感沸くし、歌詞がスッと頭に入ってくるから聞いてても違和感がないというか。

2:43あたりから下からせり上がるステージにいるメンバー、実は全員韓国籍ではない外国人メンバーなんです。日本、中国、アメリカ、カナダ、タイ、香港、マカオ、台湾...NCTが誇る多国籍メンバーがNCTというHome(故郷)を見つけたっていう...何と粋な演出...

 

最後にステージ床に現れるセンテンス、

And we start from here our Home

...泣ける...縁もゆかりもなかった韓国という土地で新たな居場所を見つけ、そこからまた頑張っていくんだ、ってめちゃくちゃいい曲...

SMくんがこのMAMAのあと公開したアレンジVer.のMVもあるのでおいておくね。

過去映像がエモすぎて、当時を知らないわたしでも初見で泣きました()

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でもわたしはこの曲でMnetがしでかした大事件を墓場まで持っていってやるからな覚悟しておけエムネ*4

 

 

ジャニーやマークはバックグラウンドがコリアンと言えど母語は英語、そのほかのメンバーは第二言語として韓国語を習得しています。そのため外国人メンバーへの韓国人メンバーの気遣いがとても感じられるのがNCTの特徴だと思っています。

わからない単語があっても、韓国人メンバーがわかりやすく言い換えてくれたり、言葉に詰まるとフォローしてくれたり。特にドヨンは、「俺にも日本語が上手い友達がいたらな」なんて呟くユウタくんに「俺がいるじゃん」と日本語を勉強してくれていたり、日本人で来韓して間もないショウタロウのことを人一倍お世話してくれていました。逆にマカオ出身のヘンドリーが積極的に日本語で話しかけていたり、外国人に対してとてもフレンドリーに接しているんだなと垣間見える瞬間が多くあります。奇行が多いヘンドリーだけど、「日本語イチバン!」「日本語でダイジョブです!!」って言ってくれることが本当に多くて軽く泣きそうになった。ありがとね。

長年練習生をしている悠太くんですら意思疎通に支障が出ることがある、だから自分たちが悠太に説明することもあります(意訳)なんて誰かが言っていた気がする...テヨンだったかな

 

 

K-POPグループでは、慰安婦バッジやマリーモンド、独島発言など政治的にセンシティブなものが多くあります。日本でも人気のあるSEVENTEENやIZ*ONE、BTSもです。NCTはそこの問題が少ない。おそらく半永久的に解決しない問題なのでこちらとしては気に揉む問題が少なくて済むのは大きなメリットです。

そして日本デビューや活動の際のバッシングが本当に少ない。日本の音楽市場は世界でもアメリカに次いで2位と言われるほど非常に大きなマーケットの為、K-POPグループでは日本デビューが殆どです。むしろ日本デビュー(イルデ)してないグループの方が珍しいんじゃないかな。それに対して本国ファンはよく抗議するんですけどね

NCT日本公式がよくできる公式なので信頼できるのもありますが、一番の存在はやっぱりユウタくん。日本ツアーのコメントで感極まり思わず言葉を詰まらせてしまう場面もあるくらい、日本でのコンサートを熱望していた彼がいたから本国シズニもある程度日本での活動を容認できたんだと思うんだよなあ。

 

あと、母語を話すときと韓国語を話すときのトーンにめちゃくちゃトキメく。どこか拙い韓国語ともちろんペラペラの母語とでは印象が全く違うんです。日本人だから大阪出身ユウタくんの関西弁も、それにつられて関西弁訛りが入るショウタロウちゃんも非常に良き哉。ロンジュンは中国の東北地方出身だからか結構訛り強かったり(私にはさっぱり理解不能)、テンちゃんのマルチリンガルな姿はいつ見ても関心します。多国籍だからこそ引き立つのだよ...

 

 

特殊なグループ形態もあって日本での知名度はまだまだかもしれないけど、NCTのメンバーひとり一人は凄く凄く素敵な方ばかりです。優しくて自然とメンバーのことを大切にしてる、そんな素敵な方です。SMという韓国で最も大きいと言われる事務所で練習生生活を過ごし、様々な競争を経てデビューした23人全員がこれからも幸せに活動していけますように。一人でも多くの方がNCTというグループを知ってくれますように。

*1:2016年デビュー当時はテイル、テヨン、ユウタ、ジェヒョン、ウィンウィン、マーク、ヘチャンの7名。2017年にジャニー、ドヨンが合流。2018年にジョンウが新たに加入。同年11月、ウィンウィンが中国での活動(後のWay Vとしての活動)に専念する為、以後イリチルとしての活動はなし。でもWay Vとして韓国の音楽番組出演はしている。矛盾。中国での限韓令が大きな要因と思われるが事務所はノーアナウンス。まじでクソ。

*2:テン、ウィンウィン始めNCTとして活動経験があるにも関わらずNCTとWayVの関係について事務所は今でもノーコメント。メンバーの誕生日はNCTアカでは祝われない。NCTとしてデビューしたのにその経歴すらなかったことにされたことも。本当に事務所はクソ。

*3:法律上禁止されているわけではないが、テレビ局が自主的に「国民感情」を理由に放送を禁止している。意味わからんがな。なので日本語歌詞が入っているFrom Homeは地上波放送以外での披露になった。このMAMAはMnetというケーブルテレビ局主催なのでOK。韓国人歌手でも日本語の歌詞が1フレーズでも入っているなら不適切判定受けるらしい。意味わからん

*4:NCTリアリティ番組にて、From Homeを披露したがそこのエンディングに日本人のユウタくんだけが映らなかった。他の6人は映ったのに、である。よくSNSで抗議し炎上させる本国シズニもこの件にはダンマリ。理由は察してくれ